志望動機の見つけ方
履歴書や職務経歴書を作製する際にほぼ確実に必要となる事項が志望動機です。
派遣の仕事においても履歴書などは提出することがあり、その場合は嫌でも志望動機を考えなければなりません。
また顔合わせの際にも派遣先企業の担当者から聞かれることがあります。
志望動機を考えることは面倒なように見えますが、見方を変えると志望動機を持たずに仕事を探すのは中途半端に就業先を決めてしまうことにつながりかねません。
仕事を探す人にとって頭を悩ますタネの一つですがどのようなことを参考にして志望動機を書けばよいかを見ていきましょう。
経験やスキル
自分の持つ経験やスキルを志望動機に盛り込むことは効果的です。
それまでに培った経験は能力をアピールする材料にすることができ、即戦力での採用の志向が強い派遣においても好印象となります。
「食料品製造に3年間携わった経験を役立てたい」「前職で身に付けた携帯電話販売のスキルを活かしたい」のように表現することで能力と意欲を同時に伝えることができます。
資格
希望する仕事に関連する資格を志望動機の根拠とすることでその仕事に対する知識の有無を伝えることができます。
また仕事によっては資格が無ければできない作業もあるので入社後多くの仕事に携われることを示す材料にもなります。
加えて前職までに資格を活かして手がけた作業がある場合、「フォークリフトの資格を活かし所属部署の製品管理を行った」のように資格を活かしてどのような仕事を行ったのかも併せて考えると一層効果的です。
適性や志向
自分自身の好きなことややりたいことなども十分志望動機になります。
主に未経験の仕事や初めて企業に勤めるといった人に向いています。
「手先が器用なので部品組み立ての仕事が向いていると思った」「落ち着いて物事をやり遂げられる性格なので事務の仕事がやりたいと思った」というように志望動機をまとめることで適性とやる気を認めてもらうことができます。
派遣会社や派遣先企業からしてみればなぜ自分の会社を希望したのかという点は重要なチェックポイントです。
曖昧であるものや漠然とした志望動機は闇雲に仕事を希望しているという印象を与えてしまい悪印象になりかねません。
またなぜ自分がその仕事を希望するのかを認識しておかなければ入社後にイメージとのギャップを感じてしまうことにもなります。
選んだ仕事が本当に自分に合っているのかを見極める意味でも一貫性のある志望動機を考えることが大切です。