派遣社員は会社にとって必要な人材
最初は正社員と派遣社員の間に距離があった
私が働いていた会社は一時期派遣社員の人と正社員の人との間に少し距離がありました。
特別派遣社員の人に何かされたり、正社員の人が派遣社員の人に何かしたりとかではないのですが、派遣社員の人が何人かいる会社だと、派遣社員の人同士が仲が良かったりしたので、特に関わりを持つ機会もありませんでした。
仕事においても私が当時働いていた会社は派遣社員の人と正社員の人の仕事が分かれていた為仕事内容も違い、関わる事があまりありませんでした。
仕事の内容はどちらかといえば派遣社員の人の方が正社員の人のサポートにあたる感じだったし、お茶出しやコピー取り、掃除など雑務的な事も行ってくれていました。
だから長く勤めている正社員の先輩や上司は、重要な資料作りなどはあまり派遣社員の人には頼まず、少し言い方は悪いですが雑務的な仕事ばかりをお願いする人もいました。
おそらく同じ社員でも正社員の人の方が仕事が出来ると思っていたのだと思います。
私は一事務員だったので派遣社員の人に仕事をお願いするような立場ではなかった為あからさまにそのような事は思いませんでしたが、上司から頼まれた資料作りの確認や相談などは、正社員の人に色々と聞いていました。
決して正社員の人の方が仕事が出来ると思っていたのではなく、会社にいる年数が正社員の人の方が長かった為仕事の事もよく知っていると思い聞いていたのですが、全くそういった感情が無かったとは言えないかもしれません。
ある時、正社員と派遣社員の違いがなくなった
ですがある時上司が変わり、正社員と派遣社員の違いというのがなくなり、どちらも同じ仕事内容が与えられ、同じように雑務もするようになりました。
すると派遣社員の人の方が資料作りが上手で、分からない所の説明もすごく上手で、派遣社員の人の事を見くびっていたなと思い、自分も派遣社員の人を正社員の人と同じように見ていなかったなと実感しました。
派遣社員の人は今まで正社員の人のサポートをしていた為、仕事のスキルが身に付いていたんだと思います。
色々なたくさんの業務をこなすうちにその中で色々と学び、自分のスキルに繋がったのだなと思いました。
その時に派遣社員の人でも正社員の人でもスキルのある人は即戦力になるし、何の違いもないと思いました。
それからは私が働いていた部署ではどちらも同じように扱われるようになったので、対等な関係になりました。
派遣社員も会社には重要な人物だし、即戦力になると正社員の人も言うようになり、会社の雰囲気も良くなったと思います。
だから正社員から見て派遣社員は会社にとって必要な社員だと私は思います。