生涯に1度の新卒カードを派遣で使っても後悔しない?
売り手市場と言われている今現在で、派遣で働くメリットはあるのでしょうか?
今現在実際に起こっている新卒の就職事情
これはIT業界で本当に起こっているお話です。
都市部のIT関連業種において、2015年新卒者の就職は売り手市場と言われています。
この時代背景を利用して大手企業の内定が取れなかった新卒者の中には、中小企業への就業を行わずに2016年春の就職を目指してこの1年をスキルアップに費やすことを決定している人材も多いのだそうです。
この傾向を企業はどう見ている?
実際問題、就職氷河期を脱したとも言える今年においても、全ての新卒者に就職の道があったわけではありません。
企業側から見ると、人材の二極化が進み「こういう人材だったら喉から手が出るほど欲しいけど、欲しくない人材は絶対に要らない」というのが本音のところなのです。
少子化によって新卒生自体が減り、第2新卒の需要が高まっているのは事実ですが、その一方で大企業のリストラは続いています。
そして、「即戦力が欲しい」という現場の声は現在も変わっていません。
就職先が決まらないまま卒業…派遣で働くべき?
若い世代の方が短期間派遣で働くということには、メリットもデメリットもありますが、どちらも自分次第。
・若いほど就業率が高まるので、希望の職種に就きやすい
・いほど正社員登用のチャンスが多い
・欲しいスキルを身につけやすい
・終身雇用ではないので、短期間の就業でも円満退社が可能
・スキルアップシステムが充実している派遣会社が多い
・原則、就業時間が決まっているのでオフタイムを有意義に使える
・古い体制の会社で働く古参の中には派遣という働き方を認めていない人も
・1度派遣で働き出すと、生活や仕事に追われて就職活動が難しくなることも
結局どちらが良い?
派遣という働き方を自分自身が肯定しているなら、思い切ってみるのも吉。
若いうちほどやり直しがききやすいですし、派遣は数ヶ月ごとの更新なので、やってみてやはり違うと感じたら気持ちを切り替えて就職活動に専念することができます。
最初にご紹介した就職を来春に回すという方法は、最後の手段と考えておきましょう。
現役時代に勝ちあがれなかった戦いに来春勝てるのでしょうか。敵は現役新卒で状況は不利。
TOEICの得点を上げるなど就職に備えた具体策があれば問題ないのでしょうが、初志貫徹できなかった就職浪人生には今も昔も厳しい結果が待っています。
この時期に派遣を検討するというのは決して悪い選択ではありません。
登録することで派遣コーディネーターとの相談も可能になります。就業のプロである派遣コーディネーターに相談した結果、自分では思いつきもしなかった結果が生まれることもあります。