1つの職場・企業に縛られない
派遣社員さんを見てうらやましいなぁと思う部分
まず、メリットとしてあげられるのは、ひとつの職場・企業に縛られず、ある程度自由に自分がやりたい職種の仕事ができる、と言う事が最大のメリットでしょう。
通常、派遣社員であれば、引越しを伴うような人事異動や、まったく畑違いの部署へ、本人の意思に関わらずまわされる、といった事は皆無でしょう。
つまり、ある程度、働くエリアや企業・職種を、働き手の側がチョイスすることができるのです。
この点が派遣社員の最大のメリットであり、また魅力ではないでしょうか。
正社員ではこうは行きません。
例えば突然辞令がおりて、来月から札幌に赴任してくれ、と言う事だって充分考えられるわけですから、正社員から見た派遣社員には、「自由で気楽な感じがしていいな」と言う印象を持ってらっしゃる方々も多いのではないでしょうか。
派遣社員さんを見て大変そうだなぁと思う点
逆に、デメリットを考えてみると、これはなんといっても、メリットであげた点と表裏一体で、自由に職場やエリアを選べる分、雇用自体も限られた期間であったり、非常に不安定である、と言う点です。
しかも派遣社員だから、といって補助的な作業や仕事を割り当てられるか、と言えば一概にそうとも言えず、なかには例えば、派遣でコールセンターへ派遣され、派遣の身分のままSV(スーパーバイザー)をやっている人だっているでしょう。
一旦、職場に入ってしまえば、負わなければならない職責のわりには、雇用面でも不安定だし、賃金や福利厚生面で、正社員に比べて不利な状況なのが一般的です。
その点、正社員であれば、基本的には余程重篤なミスでもおかさないかぎり、雇用は保障されています。
また、長い期間の雇用が保障されているからこそ、キャリア形成と言う観点から定期的な人事異動や昇格等が行われるのが正社員の特徴なわけで、やはり派遣社員には何処か、「腰掛」や「その場しのぎ」でとりあえず働いている、と言うイメージがつきまといがちです。