わたしが派遣社員として働き続ける理由
正社員と派遣社員、両方の経験がありますが、数年前に正社員を退職して以来、派遣社員として長期・短期問わず働いています。
最近は突然のリストラやボーナスカットなど、正社員であってもこの先何が起こるかわからない状況ではありますが、すべての会社がリストラなどの危機に瀕しているわけではなく、ボーナスカットも一時的なものであったりと、やはり正社員のほうが将来を見据えた安心感は大きいと感じています。
正社員というだけで社会人としても一人前といった風潮があるのが事実ですし、社会的な信頼も得られます。
しかし、入社してすぐその職場が劣悪な職場環境であることを知り、たび重なるパワハラを受け体調を崩し退職を決意した私にとっては、最初から契約期間が決まっている派遣社員として働くほうが、気負いせずに安心して働くことができます。
派遣社員であっても業務内容は正社員とまったく同じという派遣先も多く、決定的に違うと感じるのはボーナスの有無くらいです。
もちろんボーナスによる収入は大きいので、正社員と遜色なく働き、残業などもこなしている派遣社員は、その点では不利なイメージを持たれることがあるかもしれません。
しかし派遣社員だからこそのメリットを考えると、ボーナスがないことはさほど気になることではありません。
派遣会社の担当者と良い関係が築ければ、様々な場面で親身になって相談に乗ってくれることもあります。
派遣先の人間関係がなかなか上手く行かなかったときや、自分のスキル以上の業務を任され苦しんでいたときに、ずいぶんと助けて頂き、派遣先との関係が改善したこともありました。
正社員であれば、職場でのトラブルを相談できるのは会社の上司や同僚だけになってしまいます。
少しくらいの悩みなら何とかなりますが、職場でイジメやパワハラを受けている場合には、社内の人間に簡単に相談できない状況に陥ることも考えられます。
私自身、誰にも相談できす自分1人で大きなストレスを抱え込んでいました。
個人的には、正社員であることで得られるボーナスや社会的安定などのメリットよりも、デメリットのほうが大きく深刻であると感じています。